とんでもないところに落とし穴と解決策があったので備忘録として書いておく。
ブルーレイコーダ2台とPCを一つの液晶モニタに映し、PCを使いながらレコーダの映像も観られるようにするため以下のような接続をしていた。
A HDMIマトリクスセレクタ4入力2出力(BWT510・BW730から入力)
B HDMIスプリッタ(Aの出力1をC1・C2に分配)
C1 外付キャプチャユニット(GC550・ソフトウェア式)
C2 外付けキャプチャユニット(PCA-HDAV・ハードウェア式)
D パソコン(C1・C2からUSB入力しアマレコで観る)
E 液晶モニタ(Aの出力2とDをHDMI接続。PCつけずにTVを観るため)
Aは今までラトックのREX-HDSW42を使用していたが、最近レコーダから認識されないことが多くなってきたので、RP-HDSW42Aを新たに購入した。体積は半分以下で進化に驚きだ。
接続は5本のケーブルを差し替えるだけで簡単で認識にも問題ない。惜しむらくは入力切換が前機は刺さっている2系統だけで往復できたのに本機は1~4までいちいち動いていく。つまり2から1に戻すためにはボタンを3回押さねばならない。
これぐらい仕方が無い、と思っていたら何とも不可解な現象が発生した。
「BWT510で」「録画番組を再生し」「セレクタ経由で」「GC550でキャプチャした時」だけ音声が出なくなった。それ以外の場合は全て音が出る。いちいち全ての例外を書けないが、例えばセレクタを介さずレコーダから直接スプリッタに挿せば問題ない。セレクタを介してもPCA-HDAVなら音が出る。
音が出ないで検索してみると、レコーダの「デジタル出力」をPCMにせよ、という記事が複数見つかったが関係なかった。大体テレビ視聴なら音が出るのだ。無駄な買い物をしたと悔しかったが思いがけないところに解決策があった。
再生時だけの音声設定があるんじゃないかとリモコンの蓋を開けてみると「再生設定」というボタンがあった。そのメニューに「音声」という項目もあり、「リマスター」を「切」にすると音が出た!
BW730での設定を見るともともと「切」になっていた。でもリマスター有効にしても音が出たので何だか分からないがリマスターの方法が違うのだろうということにしておく。
セレクタがリマスターを拒否しているわけでもなくGC550が拒否しているわけでもなく両者の「相性」の問題なんだろうけれども何かの参考になればということで。