長かった研修が先日ついに終わった。
以前にも書いたが現在の介護は単に食事・入浴・排泄の世話をするのではなく、利用者の自立支援・尊厳保持ということを常に念頭に置かなければならない。
左手が麻痺しているなら右手を使えるところまで使ってもらう=残存能力の活用、「お食事します」ではなく「お食事されますか」=本人による意思決定、などなど、「介護のプロ」として身に着けるべきことを学ぶことができた。身に着いてはいないしプロを目指しているわけでもないが。
クラスのうち半数はすでに施設で働いている人で、実習では要領よくできている人もあったが、それでも「正しいやり方を知れてよかった」「自立とか尊厳とか考えたこともなかった」という声が多かったので、実際の施設では理想通りいっていないのだろうとは思う。
私は実習は一番下手な部類だったのでもう一回講習を受けたいぐらいだ。市で無料でやっている講座もあるようだが資格を取ってしまったら入れてもらえないだろう。試験に落ちておけばよかったかも。
一段階上に介護職員実務者研修というのがあり続いて受けようという人も何人かいるが、これは個々人に合った介護の計画を立てて実践するというような内容みたいなので私には必要ないだろう。
勉強したことを実際に使う日は来るのか、どんな形になるのかはわからない。
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