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2017年11月27日月曜日

土地が親名義の場合の抵当権抹消登記

住宅ローンを繰り上げ返済したので、法務局に行って抵当権抹消の手続きを行った。ネットでさんざん検索して自分で書類を整えたが、私の場合にドンピシャで当てはまる登記申請書の書式例がなかったので一度持ち帰って出し直す羽目になった。

私の場合とは建物が私名義、土地が母親名義というだけで特に珍しいものではない。しかしネットでは「1枚の登記申請書でできます」と書いてあるページはあるが司法書士のサイトなので実例は出してくれない。出したら商売にならないからだろう。「1枚にこう書いたらいいんじゃないですか」というページもあったが推測では意味がない。

結論から言うと1枚ではだめだった。「権利者」(=所有者)を私と母で2名併記し「不動産の表示」も土地と建物を併記したのだが、「これじゃ共有してるみたいだから2枚に分けて下さい」と言われた。その2枚+1枚の骨組みをあげておく。

●建物の登記申請書

登記の目的抵当権抹消(順位番号後記の通り)
原因〇年〇月〇日付 放棄←書類の通りの言葉で
抹消すべき登記〇年〇月〇日受付第〇〇号
共同担保目録(〇)第〇〇号←忘れずに
権利者私の住所氏名
義務者金融機関
添付情報登記原因証明情報
登記識別情報または登記済証
代理権限証明情報←金融機関から私宛
 〇年〇月〇日申請 〇〇法務局〇〇支局 御中
申請人兼義務者代理人 私の住所氏名と印
登録免許税金1,000円
不動産の表示

●土地の登記申請書

登記の目的抵当権抹消(順位番号後記の通り)
原因〇年〇月〇日付 放棄
抹消すべき登記〇年〇月〇日受付第〇〇号
共同担保目録(〇)第〇〇号
権利者母の住所氏名
義務者金融機関
添付情報登記識別情報または登記済証
代理権限証明情報←母から私宛の委任状
※この欄は建物と同じにしていたら向こうの人が
消したりしていたので最終的な記載は不明。
建物の方に添付したものはこちらには書かない
のだと思う。
 〇年〇月〇日申請 〇〇法務局〇〇支局 御中
申請人兼義務者代理人 私の住所氏名と印
登録免許税金1,000円
不動産の表示

●母から私宛の委任状

私は、[baiseijaの住所氏名]に、下記の登記に関し必要な一切の権限を委任します。

〇年〇月〇日 [母の住所氏名と印]


登記の目的抵当権抹消(順位番号後記の通り)
原因〇年〇月〇日付 放棄
抹消すべき登記〇年〇月〇日受付第〇〇号
共同担保目録(〇)第〇〇号
権利者母の住所氏名
義務者金融機関
不動産の表示

※土地の方の申請は本来母親がしなければならないので委任状が必要。この委任とは「申請人」に対するものであり、窓口に持って行く人(=使者)に対するものではない。郵便でも出せるわけだから。

では土地の方の「申請人兼義務者代理人」を母親にしたらいいかというと、「義務者代理人」として金融機関から委任されているのが私だけなので私の名前にせざるを得ない。

この委任状には母の印鑑を押すが、印鑑証明書は不要だった。損する手続ではないからかな?


■あとは細かいことだが、登記申請書の右端には金融機関からもらった「登記識別情報」を入れた封筒をホッチキス止め、左側で収入印紙の台紙をホッチキス止めして折り曲げて割り印を押す。その他の添付書類はクリップで留める。「登記原因情報」である、ローンを返済したという証明書などは返してほしければコピーを取って原本証明して原本と一緒に提出する。


同時に、土地の名義を私にする所有権移転登記も申請した。それは後ほど。

2017年11月16日木曜日

炭水化物の摂り過ぎは死亡リスクを上げるのか

最近また何やら不思議な説が流行しているようだ。曰く、炭水化物を摂りすぎると死亡リスクが上がり、脂肪を摂れば摂るほど死亡リスクが下がるとのこと。

ランセットという高名な医学雑誌に8月に掲載された論文が出所らしい。「低炭水化物ダイエット」を推奨する方々のブログ等で紹介されている内容を簡潔にまとめると、

1)脂肪を摂りすぎると死亡リスクが上がるという従来の説は、栄養過多の欧米での統計なのでそれ以外の国々でもあてはまるかわからなかった。

2)そこで研究チームは高・中・低所得の3グループの国々の十数万人を対象に、食事中の炭水化物・脂肪・タンパク質のエネルギー割合と、脳卒中や心臓疾患など血管性の病気での死亡率との関係を調べた。

3)炭水化物の割合が70%より大きい群は最も小さい群に比べて総死亡率が28%高かった。

4)脂肪の割合が15%、30%と大きくなるほど死亡率は低くなった。

この研究報告を根拠にして「炭水化物の摂り過ぎはダメ」とおっしゃるのだが、何だかおかしい。

まずこの研究報告では「割合」と言っているのであって「」ではない。だから炭水化物の摂り過ぎではなく、脂肪やタンパク質の不足が原因ではないのか? なぜか「炭水化物の摂取量が多いほど~」と皆さんお書きになっているが。

そこで炭水化物70%超がどういう国なのかが知りたいのだがほとんどのサイトには書いていない。1つだけ書いているサイトがあったが・・・

中国・南アジア・アフリカの国、らしい。具体的には中所得の中国・南アフリカ、低所得のインド・パキスタン・バングラデシュ・ジンバブエがあてはまる。やっぱりだ。

さらに、炭水化物70%超群では「総死亡率」が28%高く「循環器疾患以外による死亡のリスク」も38%高いという。ならば循環器疾患の死亡リスクの高さは28%以下であることになる。

循環器疾患以外というのは食事よりもその国の医療・衛生状態に影響を受けるだろう。それが38%高いのに循環器疾患はそれほどまでは高くないのだから、むしろその国の水準から言えば死亡率は低く抑えられているとも考えられる。

結局この研究で問題なのは、環境が大きく異なる国の垣根を越えて食事という要素だけを取り出して比較しているということにある。本当に意味のある結果を出すためには食事以外の条件を同じにしなければならない。

研究チームの名誉のために言うならば、彼らの結論は「低所得国は炭水化物の割合が多いからもっと脂肪からエネルギーをとるべきだ」という至極まっとうなものらしい。

我田引水している方々のことは言うまい。

最後に、脂肪割合が高い=死亡リスクが低かったのは北米・欧州・中東・東南アジアといういかにもお金持ちの国々だということも付け加えておこう。

2017年11月13日月曜日

久しぶりに山に登る

山と言っても標高600m程度の里山だがそんな登山でも10年ぶりぐらいになる。

久しぶりのことなので出発前に装備や服装を揃えるのにてんやわんやだ。あると思っていたものがなかったり劣化していたりする。登山靴も状態が良くないのでトレランシューズにした。

また必要はほぼないがスパッツや山中で一夜を過ごせるようシュラフカバー、毛糸の手袋、懐中電灯なども入れていると中型ザックにいっぱいになった。

そのくせ先日せっかく買った熊鈴や笛は持って行くのを忘れた。

ネットで出した登山届では入山を10時にしたのに家を出るのが10時前になった。登山口まで歩いて1時間以上かかるのでスタートは11時だ。

昔は地図とコンパスを持って歩いたが今はGPSとオフライン地図で現在地が簡単にわかるので利用させてもらった。スマホのGPSは頼りないのでタブレットにすると大きくて見やすい。

何だかんだ言っても快晴で気温も程よく快適に歩けた。平日のせいか頂上付近までは1時間ほど誰にも会わなかったがその後15人ぐらいとすれ違った。暇な人たちだ。

頂上は見晴らしがいい。県境なので自分の県とこれから下りる隣の県の街並みが遠くまで見渡せる。私の家から山頂が見えているので、ここから家が見えているはずだ。

下山ルートの一部は初めて通る道だがかなり荒れていて沢沿いの道があちこち崩れている。朽ちた木の橋を恐る恐る渡りかけて、こりゃ無理と判断して引き返したら明白な徒渉ルートがあったりする。最初からそっちへ行けということだが勘が鈍っているようだ。

最後に街に出る手前の緩斜面は以前も道が分かりにくかったが今回もGPSがありながら何回も後戻りした。水の流れた跡が道と紛らわしいのもあるし、帰ってからわかったが地図の道自体がずれていたこともある。

とにかく所要時間は予定通りの4時間で登山届より1時間遅れで下山口に着いて電車で帰った。

いろいろあったが冬になる前にまた山に登りたくなった。このコースもまた歩きたい。

2017年11月10日金曜日

カメラのシステムを乗り換える

勤め始めたころに一眼レフを買って以来ずっとそのメーカーで機材を揃えてきた。というよりそうせざるを得なかった。フィルム一眼が2台、デジタル一眼も2台、レンズは15本ほど買った。現在はボディ1台、レンズ7本である。

ただ見栄を張ってボディは結構上位機種を買っていて常用レンズが高倍率ズームなので、合わせた重量は1.2kgほどになる。もちろん大きさも結構なもので、最近は持ち出して使うことがほとんどなく職場の行事を撮るくらいだった。

最近旅行等に持って行くのはセンサーが1インチのコンパクトデジカメ(PowershotG7X)で、スナップぐらいなら十分満足できる。ポケットに入るというのが何より便利だ。

ただやはり画質やいろいろな調節、マニュアルフォーカスなどを考えると一眼を使いたい。ということで持ち運びやすさも考慮してミラーレスのシステムにすることにした。

数年前にもミラーレスを検討したが、ピント合わせが遅い、手振れ補正がない、レンズが少ないなどあまりいいイメージはなかった。ところが最近は結構充実しているらしい。

システムと言ってもまずは本体と常用レンズ1本だが現有システムを売り払って得られたのが8万円余り、それでお釣りがくるようにと中古を漁った結果以下のマイクロフォーサーズの製品を購入した。合わせて7万2千円だ。

ボディ オリンパス OM-D E-M10 Mark II
レンズ Panasonic LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 フィルター付

このボディはEVFが秀逸で、画素数は背面液晶の2倍もありマニュアルフォーカスが簡単だ。 買ってからわかったのだがRAW現像が何年も前のPSE14でできるのも隠れた大ヒットだ。

レンズは銀塩換算24-120mmでもうちょっと望遠が欲しいところだが、トリミングすればなんちゃって望遠にできるわけで広角側を重視した。私の撮りたいのは山やお寺なので広角側の方が需要が多い。20cmまで寄れるので違った世界の写真も撮れる。

その他保護フィルム、予備電池2個、ソフトケース、ボディケースで5000円かかった。

合わせても今までのボディ単体よりも100g軽い。リタイア以降引きこもり気味だがあちこち出かけよう。

2017年11月6日月曜日

セメダインシューズドクターで靴が再生

ジョギングシューズも革靴も靴底はかかとの外側から減ってくる。左右は均等なので特に異常な減り方ではないようだ。

ジョギングシューズは外側の黒い硬いゴムがすり減って内側の柔らかい部分が見えてきたら寿命だということだが、1足だけを履き続けると大体半年でそうなる。

しかし他の部分はまだまだしっかりしているように見える。 もちろん材質がへたって機能は落ちているだろうが体感的にはわからない。故障防止のため1万円以上の靴を買っているから半年で捨てるのはもったいない。

よって靴底を再生するために最近「セメダインシューズドクター」を使っている。「シューグー」も有名だが昔使ったら一回走って帰ってきただけではがれてなくなっていたのでもう使わない。使い方が悪かっただけかもしれないのでシューグーの方がよいという人はどんどん使ってもらいたい。

製品の概要や使い方は検索したらわかるので、何回もやって掴んだコツを挙げておく。

・出来栄えは付属のプラスチック版の貼り方で8割方決まる。出来上がりの高さをイメージしてぴったりの高さに貼る。あとはその高さまで盛ってへらでならすだけ。

・プラ板に接する部分は特に念入りにへらの先を使って充填する。ここに隙間ができて凸凹すると見栄えが悪い。

・6時間程度で一応硬化するのでそれまでプラ板をはがさない。履くのは早くて2~3日後。

・空気に触れると硬化するので、いくらふたをきっちり閉めても口のところが硬くなってしまう。 次に使う時はドリルで穴を、となってしまうので、ラップをかぶせてからふたをするとかビニール袋に入れてぐるぐる巻きにするとかすればよいかも知れない。まだ試していないが。

・50mlでジョギングシューズ4足と革靴2足を補修してまだ余る。そこまで必要ないなら20ml製品にした方が割高には見えるが上記のこともあり結局は得かも。


現在現役のジョギングシューズは1年9か月前に2足おろして交互に履いている。さらにお蔵入りの古い2足も補修した。これでまだまだ使えそうだが、新品のストックが3足もある。いつになったら使えるのだろうか。

2017年11月4日土曜日

ゲルカヤノで故障なし

30年以上のランニング歴の中で当然故障は数限りなくしたし靴もいろいろ履いてきた。

ここ10年くらいは靴はアシックスのゲルカヤノの一択で、幸い膝や腰の故障は皆無になった。欲を出して速く走って肉離れというのは何回かあるが。今までの靴と故障を振り返ってみよう。

20代後半

何の情報もなくただやみくもに走っていて靴も適当な運動靴だった。そのころは膝の故障を何回もして1か月ぐらい歩くのも大変ということもあった。

30代前半

大会に出たり雑誌を読むようになって情報が増えた。話題の靴を買ったり走り方をいろいろ工夫したりしたが、背伸びして一流の真似をしようという方向性だったので坐骨神経痛や足底腱膜炎や肉離れが多かった。履いた靴のメーカーは、アシックス、ミズノ、ナイキ、ニューバランス、ブルックス。ランナーズ誌でしつこく宣伝されていたターサーGC-Rはばねのように弾んで面白いように走れたが脚腰には負担がかかっていただろう。

30代後半

大して素質がないことが分かってフルマラソン4時間切りと50kmのウルトラマラソン完走が目標という程度になり、長く安全に走れる靴ということでアシックスのサロマシリーズを常用した。サロマLSD、サロマⅡ、サロマⅢまで使った。名前からして衝撃吸収性は最高かと思っていたがレース用である以上そうでもなかったようだ。これ以降故障はあまりしなくなったと思う。

40代前半

ミズノのウエーブクリエーションがダブルウエーブで衝撃吸収性ではミズノの最高峰ということで常用した。軽くてクッション性が実感できた。

40代後半~

評判が良かったゲルカヤノを最初に試したときは「硬い」という印象が強かった。ウエーブクリエーションと違って着地時に沈むという感覚がなかったからだ。しかしゲルが瞬間的な衝撃を緩和してくれているようで故障なく走れた。むしろ「沈む」というのは不安定で足首に負担がかかるということでもある。ゲルニンバスもクッション性でゲルカヤノと並列されることが多いが柔らかいだけで不安定だった。


ということで今後もゲルカヤノと心中するつもりだがいつまで出してくれるだろうか。最初に履いたのが13、最も新しいのが24、ゲルカヤノ100が出るころには130歳?

2017年11月1日水曜日

10月の出費

10月の出費を集計した。

A 月単位の支出

予算決算
食費3300035200
嗜好品費1000011100
電気1500013800
水道2200
固定電話40007000
ガラケー2台2000
ADSL2100
MVNO700
散髪38003800
医療傷害保険37003700
小遣い等2000013600
合計9650088200

B 年単位の支出累計
(青字は今月増加した項目) 
(赤字は今後の予定)
税金(車・家)9000084700
0
車検(半分)7000025600
70000
自動車保険130000
13000
コーティング180000
18000
衣料費250003100
1900
人間ドック500009700
30000
資格試験1000074600
0
旅行120000176500
60000
NHK1400014000
0
合計410000388200
201000

C 10年単位の支出
壁塗り替え15000000
リフォーム・家電100000032200
合計250000032200


収入はポイント値引分で7500円。累計は11.6万円。退職金定期の利息は含まず。

Aの4月からの累計は62..4万円、今後予算通りだとすると年間111万円となる。
Bの今後の予定分も加えると169万円で、目標の175万円まで余裕はあと6万円。
これは先月と同じだ。

11月は介護の資格をもう1つ(ガイドヘルパー全身性)とる予定だなので資格試験代が増えている。

また11月から楽天カードでnanacoチャージのポイントが付かなくなるので。住民税・固定資産税の3・4期分をまとめて払った。住民税や任意継続の健康保険は今年限りのものなので上記の表には計上していない。