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2020年2月26日水曜日

家系図作りその2~戸籍だけで200年遡る

前回の戸籍調査の後、さらに別の市に戸籍を取りに行った。といっても現在住んでいる市である。ここでは、父の父、母の父、の戸籍を取れる。後の2系統はまた別の市になる。これで曾祖父母は8人全て、高祖父母は7人、その上1人まで名前が判明した。

昔の戸籍が今と違うのは、戸主(筆頭者)の親兄弟や孫、兄弟の配偶者や子までも入っている場合があるということである。今の戸籍は筆頭者夫婦とその子しか入れない。

前者(父の父)の系統では、さらに遡って父の父の父が戸主の戸籍も取れた。嘉永元年(1848年)生まれの私から見れば曾祖父だ。翌年に葛飾北斎が死んでいる。この戸籍に「前戸主」として高祖父の名が書かれている。高祖父は1820年代程度の生まれであろう。

残念ながら高祖父は戸籍作成時には死んでいたようで、高祖母の名前はわからない。存命で戸籍のメンバーであれば親の名前が書かれている。

ところが後者(母の父)の系統では。曾祖父が戸主の戸籍に生きた父親つまり高祖父が入っていた。この人は天保5年(1835年)生まれである。そしてその「亡父」の名前も書かれている。ここまで行くと呼び方がない。1800年代初頭程度の生まれであろう。「亡母」は書いてなかった。

ということで役場で戸籍を取るだけで先祖を200年遡れることがわかった。難しいことはない。「遡れる限りの直系尊属の出生から死亡まで」と頼めば職員さんがあるもの全て調べて出してくれるのだ。1時間ぐらい待つ覚悟はいるが。

それまでに分かっている限りの家系図も作って持って行くと喜ばれるようだ。職員さんが調べる参考になるのと、この系統もたどってほしい、と具体的に頼むことができる。

費用だが、ここまでで11,000円ほどである。「家系図作成」業者を調べると、1系統(父の父の父の・・・)だけで7万、全系統なら30万というべらぼうな料金である。それでも戸籍からわかることだけである。「幕末まで遡って」というとさもたいそうなことのようであるが戸籍調べオンリーということである。お寺の過去帳や郷土史等で400年遡る、なんていうところならもっと高い。

あと2系統(母の母、父の母)も近々調べに行こうと思う。ちなみにここまで行くと「改製原戸籍」だけでよい。これは古い手書きの戸籍をスキャンしたものである。

「古い戸籍は破棄される場合もあると聞きましたが」と尋ねてみると、空襲で焼かれている場合は遡れないとのこと。我が町は焼かれていないので残っていたということか。あとの2系統はどうだろうか・・・

2020年2月21日金曜日

テプラの「カッター異常」を直す

結論を先に書くと、テプラの「カッター異常」は直せる場合があるということ。


旅行のため母をショートステイに入れることになった。日頃のデイサービスは「お願いします」で済むのだが、泊まりとなると持ち物着る物全てに名前を書かねばならない。本人が自分の物かわからなくなるからだろう。

そこでテプラを引っ張り出して何枚かラベルを作ったところ、テープが出てこなくなった。出口でつかえているんだろうといったんカートリッジを外すと、確かにクシャクシャになったテープがある。

それを引っ張り出して次に使おうとすると、「カッター異常」の表示が出て使えなくなった。

検索するとブログや知恵袋などが多数ヒットするが自分で直せたというのは一つもない。ただ分解してテープのかすを取り除いたというブログがあったので、私も裏の5本のビスを外して裏蓋を開けてみた。カートリッジ部の蓋を外すと開けやすい。

最初は何が悪いのかわからなかったが、よく見るとカッターが出たまま戻らなくなっているようだ。引き戻すためのバネが伸びきっている。

どこかを押せば戻るんだろうとは思ってドライバーの先でつついてみたが全然動かない。ダメ元でカッターを保持しているらしきプラスチックの部分を思い切り押してみると戻った! おまじないでその辺一帯にシリコンスプレーを吹いておいた。

電源を入れるといつもの画面になって感激だ。ところが使おうとするとテープが全然出てこない。テープを送る軸が回転していないようだ。

途方に暮れてこれもダメ元でカートリッジ部の蓋を戻してみると何事も無く動いた。

ということで30分ほどロスがあったが名前書きを続けた。結構面倒くさい。

2020年2月14日金曜日

家系図作りのため戸籍を取りに行く

父、父の兄、母の姉、が亡くなったときは法要で多くの親戚に出会ったが、どういう関係だかわからない人が多かった。この歳になると自分の親戚関係、先祖というのは気になるもので、家系図を作ってみようと思い立った。

遠い記憶しか残らなくなってしまった母の話、父の相続時に司法書士が作ってくれた戸籍綴などを総合すると名前だけは曾祖父母の代まで何とかたどれるが、本籍地やきょうだいの名前や婚姻の日付等は戸籍を取らないとわからない。

ただ戸籍を取るためには、本籍地と筆頭者(昔なら戸主)を指定しなければならない。そんなのわからないよ~と思ったが、例えば父の戸籍を請求する用紙に「直系尊属を遡れる限り遡って出生から死亡まで」と書いておけばその役場で保有している限りの昔まで調べて出してくれた。請求の理由は「家系図作成のため」とした。難しく考えなくても役場の人に言えばちゃんと調べてくれる。

戸籍の請求書には「戸籍」「除籍」「改製原戸籍」の3つにチェック欄があるが、全部チェックしておけばよい。無いものは出ないから心配に及ばない。

例えば三男である父は、出生時は父の父が戸主の戸籍に入っているが、父の父が死んだらその長男が戸主になった戸籍が新たに作成されてそこに入り、長男が早世したら次男の戸籍に入り、母と結婚したら自分の戸籍を作っている。父の戸籍を請求するだけでこの4つを役場が出してくれた。父の父の父は他県が本籍になるのでここまででストップ。

これで曾祖父母8人の名前と本籍まではわかったが、本籍が他の市町村になる人もあるのであと3か所の役場に行かねばならない。

どの戸籍から転籍してきたかもちゃんと書いてあるので前をたどるのは難しくない。ただ古い戸籍は字が読みにくい。変体仮名も多い。

とにかく戸籍をたどって得られる程度の情報なら1万円あれば集められるだろう。ナントカ書士に頼めば何十倍は取られる。