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2022年2月14日月曜日

個人年金をいよいよ受給請求

私が加入する個人年金は以下の3つである。いずれも60歳から終身で、年数は払い込んだ掛け金が回収できるまでの年数。20年確定年金よりも有利に見えるが、1%以上の利回りで運用されているので「年金原資」は掛け金より大きく回収にはあと2年ほど余計にかかる。

A.年金財形(生保系) 15.9年

B.年金共済1 17.8年

C.年金共済2 20.3年

さすがに財形は非課税だけにお得だが、385万円までしか積み立てできず早期退職してしまったためもっと少ない。C.が不利なのは加入したのが遅いのと保証期間が15年だからだろう。(ABは10年)

終身にする理由は以前に書いたかも知れないが、偏に老後の安心のためである。世間では終身は早く死んだら大幅に元本割れするから損だという言説が多いが、確定年金でも途中で死んだら自分としては元本割れするのである。

残りを遺族が貰えるかどうかの違いだが、遺族が貰ってくれたから返戻率110%で儲かった、とあの世で嬉しいだろうか? 遺族に残す必要がないなら長生きの「リスク」に備えて終身の一択だ。そもそも生きていれば自分が使ってしまうのだから「遺族」の手には元々渡る筋合いのないお金だ。

ネットで終身年金の評判が悪いのは長寿化で損する保険会社の一種のステマだろう。上記B社は受取額の試算や受給請求書の選択肢に終身がない(試算は電話で聞く、請求は「その他」を選んで手書き)。約款の片隅に「終身は必要原資が大きくなるのでおすすめしていません」と小さく書かれているのを見逃したら存在にすら気づかない。A社も退職時の書類に終身と書いたのに送られてきた書類には10年確定と書かれていたので電話して訂正させた。C社は年金の新規募集をやめている。

退職時には想定していなかったが現在のアルバイトの収入を足せばほとんど支出は賄えるので、経済的には老後の心配はなくなったといえる。公的年金も5年後からは加わる。

始めた頃は利息のいい貯金ぐらいに思っていていずれ解約する積もりだったが、今にして年金にしておいて良かったとしみじみ思う。

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