ページ

2016年9月26日月曜日

年金財形の支給額試算

先日送られてきた年金財形の支給額試算を見ると、この低金利のご時世にあって結構有利なものであることが分かった。預金金利が5%あった若いころとは比ぶべくもないが。


まず確認しておくが私の取扱金融機関は生保である。銀行や証券会社、労金なども財形を取扱いしているが、最も利率がよさそうなので生保を選んだ。現在の予定利率は1.0%となっている。
利率がよい代わりに非課税枠は385万円までで超過する積立はできない。他の金融機関では住宅財形と合わせて550万で、超過しても利息分に課税されるだけで積立はできる。また生保では年金で受け取らず解約した場合の課税は全期間にさかのぼるが、他の金融機関では5年間だけである。

さて年金額だが実際の額を書くと差し障りがあるかも知れないので払込総額を100万円だとする。払込期間はここ十数年の超低金利時代のみであるが、60歳時点での年金原資は117万円となっている。

予定年金額は今後の金利次第ではあるが、10年確定年金で12.4万円、10年保証付き終身年金で6.3万である。

なんと終身年金では、払込額に対しては16年で元が取れることになる。92歳まで生きれば積立額の2倍を受け取ることができる。終身年金を選べるのは生保だけなので長生きで実質上の利回りを上げることができるわけだ。

終身年金で利息分も含めて計算すると81歳ぐらいで金融機関側の残高がなくなることになるので、これ以上生きることが至上命令である。

これに全財産をつぎ込めれば老後は安泰だったかもしれないが、最大でもこの3.85倍しか積み立てることはできない。

世の中にそんなにうまい話はないということだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。