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2018年4月21日土曜日

いいかげんなファイナンシャルプランナー

「マネープランクリニック」というのを見ている人は多いのではないだろうか。私も愛読しているわけではないがYahooニュースの関連記事に時々出てくるので見ることがある。

ところがどう見ても絶望的だろうという相談に対して回答者が気安く「大丈夫です」と請け合う記事がいくつもあった。

どこにそんな魔法があるのかと思ったら、「子育てにかかる全ての費用」を1人1000万円程度としているのである。実際は教育費だけで全部国公立でも1000万、加えて食費などの養育費は1600万ぐらいと言われているのではないのか?

一応タイトルをあげておく。1つめと2つめは同じ回答者なのに子育て費用の見積金額が違う。

・31歳貯金20万。子どもが2人欲しいが貯蓄がなく不安
・33歳貯金120万円。夫の借金返済が毎月10万円も…
・35歳子ども2人。ここ半年ずっと赤字家計で嫌になる

相談者が実在するのかどうかは知らないが、お礼までしているのはかわいそうだ。破産しなければいいが・・・

3番目についてはすでに小さい子供がいる状態での相談なので、養育費は現在の支出の中に織り込み済みと言えなくもないが実際の額はわずかだし、「教育費を含めた子育て費用1000万円」という表現をしているから織り込んでないんだろう。

同じFPがつい先日の新聞紙面で同じような場合についてのアドバイスをしていた。やはり「教育費を1000万円用意できれば良い」というだけの計算だった。

1000万円でいいのなら私も3人ぐらい育てようか。

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