Dynabook SS1600のWindows7化にあたって最も難関なのがディスプレイドライバの導入である。先人のブログなどを拝見しても「こうやれば必ず成功する」という決め手がはっきりしない。
まずはドライバの入手である。バージョンも限定されていて、"Intel(R) Graphics
Controller
6.14.10.3722"でなければならないとのこと。これをキーワードで検索するといくつかのサイトでまだダウンロードできる。外国のサイトも多いが日立のサイトで"0498vgab.exe"という自己解凍ファイルをダウンロードできた。他のサイトには"win2k_xp1361.zip"というファイルもあるようだ。これらの圧縮ファイルを展開してできる"win2000"フォルダにドライバがある。
Windows7をクリーンインストールした状態でデバイスマネージャーを見ると、「ディスプレイアダプタ」が「標準VGAグラフィックアダプタ」になっている。また「ほかのデバイス」に「ビデオコントローラー」がある。多分外部出力のためだろう。
まず「標準VGAグラフィックアダプタ」を右クリックして「ドライバの更新」-「このコンピュータを参照云々」-「コンピューター上の利用可能云々」-「ディスク使用」と選択して上記のフォルダを指定してドライバをインストールする。
時間がかかるが待っていると「ビデオコントローラー」の方にもドライバが割り当たって、ディスプレイアダプタに"Intel(R)
82852/82855 GM/GME Graphics
Controller"が2つ現れる。
これでOKと思って再起動すると、両方とも「!」がついて認識されていないのである。ここからが難関だった。
先述のようにWindowsを3回インストールしたわけだが、1回目はドライバを削除して再起動とかしていると比較的簡単に認識してくれた。ところが2回目はドライバの削除やインストールを何回繰り返しても認識されない。
そこで3回目にWindowsをインストールし直した時は、少し思い当たることがあったので試してみるとすんなり認識してくれた。
試したのはWindowsUpdate(WU)である。1回目はWUを済ませてからディスプレイアダプタをインストールしていたが、2回目はWUをしていなかった。3回目もWUしないままでインストールして認識できなかったのだが、その状態でWUを行って再起動すると無事認識された。
ライセンス認証の問題があるのでもう一度試しはしないが、結果オーライとする。
標準VGAアダプタに比べた場合のメリットは、エクスペリエンスインデックスの値が1.0から1.9になったことと、恐らく外部出力ができるようになったことではないだろうか。
また標準VGAアダプタでは1024×768より大きい解像度が選べないということもあるようだが、この機械は1024×768なので問題にはならない。ただし外部モニタを使う場合はメリットがあるのかもしれない。
もう一つ問題があるのだが長くなったので次回に回す。 これは結局解決していない。
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